最強の兄とその弟~神様最強はメイドなの?僕は主人公?

@kumaGG

第1話 ライト10歳祝福へ行く

 お兄ちゃんはいつもお前のことをみているからな、何が起きても大丈夫だから・・・・。


 「ライト様お時間です」

 「僕、大丈夫かな?」


 「本日は教会へ祝福を受けに行く日ですよ、大丈夫です、ご家族の皆様はすばらしい祝福を授かっています」


 使徒様なのに、ライト様は何 を心配しているのでしょうか?


 専属メイドのアイリスが付いています、何があっても大丈夫でございます。


 (祝福は何なのか知っておりますが本日のメインイベントをここでばらしてしまうわけにはいきません)


「ライト様、早く行かないと他の者が祝福を受けられないので急ぎましょ」


 愚図愚図しているライトをメイドのアリスが手伝って準備をすませる、馬車の用意も終わっているので早速教会へと向かう。


「ライトどうだ緊張しても、緊張しなくても結果は変わらんぞ」


 魔物が多くなると戦闘に強い祝福が多くなるはずだ、魔物が少なくなると多彩な祝福が多くなるので戦闘系の祝福で間違いない。


 ここ十年位は戦闘に強い祝福がやや多くなり魔物の多発期が近づいていると言われている、兄たちは皆戦闘系の祝福を授かっているから大丈夫だ。


教会に到着すると


「よくおいでくださいました、ホワイト・ドラグーン子爵様、本日はご子息のライト様の祝福に来られるのをお待ちしておりました」


「司祭様、今日はよろしくお願いします」


「祝福の間には本人以外入ることが出来ません、ドラグーン子爵家の皆様は貴賓室でお待ちください」


「お父上行ってきます」


 祝福の間に入る前に司祭様より部屋の中の説明をされた。


「ライト様、祝福の間に入られますと真ん中に『祝福の宝玉』があります、 『祝福の宝玉』に触ると光った後ステータスが見れるように成ります。

 宝玉の光り方は色々ですが害はありませんので驚かないでください、私は中に入れませんのでここで出てくるのをお待ちしております」


 ドアを開けるとそこは真っ白い部屋の中にポツンと台の上に丸い手のひらサイズの玉があるだけの部屋であった。


 触る前に神様へお祈りをしてから触ると良いよって、シャイニング兄様が言っていたのを思い出した。


『神様いいスキルをお願いします』とお祈りし、『祝福の宝玉』に触った。


「ウワーーー」触った瞬間、白い光があふれ目を開けて居られない。


「あーびっくりした」司祭様が驚かないようにって事前に言っていたのはこのためだったんだ、この時初めて気が付いた。


「ステー・・」


 お父様が家に帰ってからステータスは見るように言われていのを思い出し、途中で止めた、これで終わりですかね。


 部屋を出ると司祭様が待っていた。


「ライト様どうでした無事終わりましたか?」


?司祭様はなんでこんな事を聞いて来たのかな、入ってすぐ出てきたのに。


お父上・お母上の待つ部屋で部屋の中での様子を尋ねられた。


「はじめにお祈りしてから玉に触るとピカーって光ってびっくりした」


「それから何かあったのかなー」


「それからすぐに光らなくなったので部屋を出てきました」


「そ、それだけか?」


「あなた、取りあえず帰ってステータスを確認しましょう」





 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る