まったりM&A現場閑話★算数でM&A

M&Aって、専門書見ても難しい理論とか計算式とか多いですよね。


『M&Aの実務は数学得意じゃなきゃできないのでは?』


と思う方もいらっしゃるかもしれませんが💦

疑問にお答えします。


題して、『M&A現場の数学力テスト(^^♪』


早速行ってみましょう。


Q1 財務諸表分析に必要な数学知識は?

A1 四則演算(+-×÷)でなんとかなる!


   (例)

   ・売上-費用=利益

   ・売上=数量×単価など

   ・減価償却費=固定資産÷償却期間

   ・EBITDA=税引前利益+減価償却費


Q2 類似企業比較法の場合は?

A2 四則演算……(以下同文)


   (例)

   ・EV(企業価値)=時価総額+純有利子負債等

       =EBITDA×EBITDAマルチプル


Q3 DCF法の場合は?

A3 四則演算+べき乗の計算が必要!


   (例)

   ・DCF=FCF×割引係数

   ・割引係数=1÷(1+割引率)^経過年数

                  ↑ 来た!『^』べき乗!!

   ・但し、経過年数に少数が入るのでEXCEL任せ!


   ※ターミナルバリュー計算では、

    Σ計算とかの概念も出てくるものの、整理すると、

    ターミナルバリュー=FCF÷(割引率+永久成長率)

    と簡単な四則演算にまとまります。


ということで、M&A実務者が使っている数学テクニックは……


『小学生算数よりは少し高度だけど、

 ほぼほぼ算数レベル(四則演算+べき乗の計算)』


でした。

おかげで、私のような数学苦手文系でも何とかなっています。

ほっ……🎵


……………………………………………

深堀しちゃうとちんぷんかんぷんな難しい話も多いんですけどね💦


例えば、DCFの割引率をまじめに計算する場合、βという指標を算出する必要があるんですが、そのとき分散とか共分散とかが出てきます。すみません、イミフ~💦

https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11686.html


あと、15年ほど前にリアルオプションって流行ったようです。

今は私はあまり聞かないんですけど、これがまた論文読んでもイミフ💦💦

https://orsj.org/wp-content/corsj/or53-11/or53_11_635.pdf

https://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1580-17.pdf


微分?積分?いい気分?……偉い方々のおかげでこなれた手法を使わせてもらっています💦


#エッセイ

#ビジネス

#経済

#エムアンドエー

#バリュエーション



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る