えみからむ

人って支え合わないと

どうなっていくのかな

なんて考えてたら


不意に君の顔が思い浮かぶ


たとえば 

仕事をしている時や

運転している時だったり

エレベーターを待ってる時や

珈琲飲んでる時だったり


君が ふと 現れたと 思っていたら

知らぬ間に ふと 消え去って

また 現れて また 消えていく


僕のなかに 勝手に棲みつく その人の 


喜ぶ顔に 怒った顔

哀しい顔に 楽しむ顔


ぜんぶが全部 僕好みであるからして

僕の心は 君に向かってしまうんだ


君が 僕のまえで こけそうになった

それって 僕の 気を引くためなの


照れくさそうに 逃げてった

追いかけたいけど 目だけで追って

君の仕草を 真似る僕


君が喜ぶことってなんだろう

君が怒ることってなんだろう

君が哀しむことってなんだろう

君が楽しくなることってなんだろう


僕のなかに 勝手に 入り込んできて


どんどん 心に 広がって

この胸を しめつけている


僕のきもち 応えてくれなきゃ

僕は さむくて 死んでしまうよ


想像してたら おかしくなって 

笑ってる 僕は かなりの変人


気になる君が こっちを 見てる 

僕を 見てる 君がいるから

だから 僕も 君をみるから

みるみるうちに えみがからんで

僕と君はつながった















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