恋してる


便りがないと 

ふと 思う

耳に触れる 手 

声がききたい


ゆびさき 

のばして

とどかぬ 

心緒


ため息を 

どこかに 

消して

瞬間ときを越え


目を閉じたなら

今夜を そっと

仕舞い込もう


素直になれない 

この想いとて

失いつつある 

自尊心


空に 浮かぶ 

あのふねを

見上げて 

心 ごまかすの


微笑ましさと

雲とわたしと

重ね合わせて 

もう一度だけ

ため息ついて 

心を仕舞おう


わたしは 

きっと

あなたに 

あなたに 

恋してる







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