青に染まり、支配されるように

最愛の彼女は失われ、そして彼女は言葉の通りに……。
ただ悲しみに沈むだけではなく、ある種常軌を逸した悲しみ方をするというのは、それだけ彼女占めていた部分が大きいからと言えるのか。
彼と、リンドウと。
怪物となったのは果たしてどちらだったのだろう。ある意味で人間の狂気というものは、その心を怪物に変えるのかもしれない。
怪物を愛して、怪物に成り果てる。それ彼にとっては本望だったのかもしれない。
その灰すらも受け止めて、彼はもう後戻りはできないのだろうか。
ぜひご一読ください。