雲に梯

同じ教室、隣の席


近くて遠い、君との距離


今日もひそかにため息


でも


貴方は気付いていないけれど


私は貴方を覚えています


あのとき私を助けてくれたこと


いつかは私から


僕から


「おはよう」以上を交わしてみたい


▼▼▼


「雲にかけはし


雲にはしごをかけるように、とてもかなえられない高い望みのたとえ。

とくに恋についていう。


「エモい古語辞典」より


●憧れの存在


キューピットの矢は気まぐれで


射てくれるとも限らないし、当たるとも限らない


憧れの存在のあの人も、でも実は……


なんて、そんな夢想をしてみましたという物語


(「一人称」が混ざる、交わるのも表現、技法としてはいいかなと自画自賛)

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