「デスループ」を繰り返し「未来」を変える「哲学的」要素を含む渾身の一作

 いわゆる「タイムリープ」もの、いや、「デスループ」というんでしたっけ?最近の言葉はよくわってなくて、「リゼロ」みたいな「死に戻り」ものです。

 まぁ「テンプレ」といえば「テンプレ」なんですが、私は、結構、作者さまの書く心情描写とか、皮肉めいた現実の描写の書き方が好きなんですよね。

 特に14話。この14話のラストが、本当に、最高にいいんですよ。とある後悔があるのですが、この後悔したことは「できた方」が幸せだったのか、それとも「できなかったから」幸せだったのか、本当に考えさせられる「哲学的」テーマでした。

 こんな「さりげない」哲学的テーマが、この小説の至るところに埋まっています。そう「ただのテンプレ小説」と思う事なかれ、色々「考えさせられる」一作になっていますよ!
 

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