第1章 第4話 〜幼神は、目的を作る!? 2〜

 そんなこんなで、魔竜王 オルターガイスト・ドラゴンを仲間にしたがっている所から始まった物語……一体、どんな結末になるのか……。


「仲間になるって言うのはガチですか? オルターガイストさん。」


「オルターでいいぞ!」


「あ、はい。オルターさん。」


「敬語もさんも、要らぬ! だって、お前は私のリーダーだからな!」


 ……おうおう。

 大変なことになったぞ() ……色々とな!


 何が大変かって……?

 この先の事が……!!


「まぁ、とりあえず……仲間になるなら条件がある。」


 そう俺は言った。

 すると、オルターは目をキラキラさせながら言った。


「なんだ! 言ってみろ!」


 そう言ったオルター。……本題はここからだ。


「骨化した奴らを解放してくれ。じゃないと、仲間にならん。」


 と、俺がそう言うとオルターは焦りながら言った。


「……!! 分かった! 分かったのだ! 今、解除したのだ!」


 と、その頃……ホームギルドでは、


「……!! ギルド長〜!!」


 そう……私に声を掛けてきた。


「なんだ? 私は、色んな始末をするのに大変なのだが?」


 そう私が言うと……「そんなことよりも大変なんです!」と、キレながらも言った。


「骨化された人達が全員回復して、蘇生されてます!」


 と、言われた私は急いで事の確認をした。

 ギルド娘が言っていたことは真実だった。


 倒したのか!? あの、誰でも倒せないUUNKNOWNランクの化け物を!!?


「誰じゃ! オルターガイストを倒したのは!」


 そう言うと……一人の女子の声が聞こえた。


「倒したんじゃなくて、仲間になったんだよ。」


 と、言われて振り向いた。

 すると……ロr、じゃなくて幼女とオルターガイストと、国王の姫が立っていた。


「姫! この者は?!」


 俺はルミンを見た。


 へぇ〜。この国の姫なんだな……ルミンは……。

 そう感心してしまった。


 と、思っていると……ルミンよりも先に……俺の正体を暴いた。


「おや? お前が、姫だったのか。

ちょうどいい、この幼女は……創世神 ホルアクティ様だぞ?」


「え、ええええええええー!!!!?」


 ……おいおい。バラすなよ()

 正体を隠してスローライフを送ろうと思ったのに。


「そうだよね。やっぱり、そんな感じはしていたよ?」


 ……ルミンにはバレバレってことか。

 そりゃ、そうだよな。

 いきなり、羽が生えたり……ドラゴンになれば……

一発で予想できるか……。、


「こりゃ、こりゃ! 創世神様! ありがとうございます! この御恩は、一生! 忘れませぬ!!」


 ……大袈裟だァァァー!!!!


 と、俺は思っただが……突如、殺気を感じ……

 大剣を2本ぐらい創造をして、両手でその2本を持って……前に出て、ガードをする。


 すると……いかにも邪神っぽい格好をした奴が怒りMAXの状態で言ってきた。


「てめぇか……。俺の島を汚したのは!!」


 ━━━━━━━━なるほどな。

 こいつが、オルターを利用してた元凶か。


「あぁ、そうだが?

……どうした? その程度……か!!」


 そう言いながら、弾き返してオリジナル技で、しかも……34連撃で切りまくる。


 だが、どうやら、相手には効いておらず……。


「ぬるいわぁぁぁぁあー!!」


 と、言いながら……超再生スーパー・ヒールをしてくる。


 正直に言うが……中々に厄介だと思った。


 でも、丁度いいな。試させてもらおう。

 そう思い……俺は剣を捨てて……更に前にでて、手と手を合わせた状態で構えた。


「フッ! そのまま、死にたくなったか! 消え……グハァァァア!!!!?」


 そう。相手の邪神は……吐血して骨もバッキバキに折れているだろう。


 そう……これが、俺の異能スキル 「圧縮」だ。


 そして、そのまま……圧縮し続けて……


「グハァァァア!!!! やめ、やめろ!!!!! うわぁぁぁぁぁぁあーー!!!!」


 そうして、圧縮して潰しながら殺した。


「やったぁぁぁぁあー!!」


「この街にまた平和が戻ったぞ〜!!」


「これもそれも、創世神様のお陰だァァァー!!」


 ふぅ……早めに気づいて……

 そして、迅速に対応しておいて……よかったな……。


 と、安堵するのだった。

 さて、目的とすれば……


「正体がバレても……スローライフ生活しよ……。てか、させてください……。しかも……おまけに、チートすぎるので……引きこもらせてください。」


 と、少し……誰も聞いてないぐらいの声で……俺は、言うのだった。

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