夢という名の「終わりなきリレー」

「涙」のくだりや定義も素晴らしかったのですが、それ以上に「終わりなきリレー」のエピソードに感嘆しました。
こういった話は、何かしらの経験や実体験がないと描くのは難しい内容だと私的には思っております。

好きなことを目指すことはとても楽しいことのはずなのに、気が付くと自分を苦しめるものに変わっている・・・もしかするとその時点で「終わりなきリレー」にエントリーしてしまっているのかも知れませんね。

先へ行く人たちは、やはりゴールが見えているんだろうか?
いや、そもそもこんなリレーをしているとも思っていないのではないか?
彼らとは既に視野が異なっているのかも知れません。
なら、この「終わりなきリレー」という競技に気付いてしまう自分は何なのか?

ネガティブなことなど微塵も感じずに一気にゴール(という名の新しいスタート)に辿り着くことが、実は「終わりなきリレー」の始まりなのか。
夢を追う人にはついつい刺さる、そんな作品でした。