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  • 素晴らしかったです。なんて美しい情景描写でしょう。冒頭から一気に惹き込まれました。途中で読む手を止めたくない、この仄暗い世界に浸っていたいと思わせる、圧倒的な世界観の力がありました。

    寅吉が2度目に帰ってくるシーンに、その不気味さと人々の慌てぶりを肌で感じられ、鳥肌が立ちました。

    最終章で一気に伏線の回収がなされているのにもドキドキするし、人間の描写が生々しくて震えます。
    舟の上での寅吉の豹変のシーンに、特に心が揺さぶられました。海に消えていく寅吉、切なく美しい最期だと感じました。

    余四郎といい、寅吉といい、「居ても居ないような、居なくていいような」扱いを受け、もともと孤独の中で死を見つめていたのかな、なんて思いました。幼い頃の寅吉を「まるで孤独と手を繋ぎ、ただ孤独だけを友とし、無邪気に遊んでいる」と表現なさったセンスに感動を覚えています。

    作者様は「舞台となる時代がいつなのかわかるのが遅くなる」ことを気にしていらっしゃいましたが、全然気にする必要無いと感じました。むしろ、情報の出し方がお上手だなと感じます。このように要所要所で小出しにする方が、世界に入り込めると感じました。

    久しぶりに素晴らしい小説を読めて、心が浮かれております。長文突撃失礼いたしました。

    作者からの返信

    最後まで丁寧に読んでくださり、ありがとうございます!

    登場人物全員が微妙に自分勝手で、愛されていたのに孤独だったパターンとか色々ありましたが、余四郎には闇を、寅吉には孤独を背負ってもらい最後まで書きましたので、レビューやコメントで言及して頂き、私の右手も成仏できそうです。

    いつも「この作品は、こんなふうに感じてくれる人に読んで欲しい」という欲がありますが、釣舟草さんの感想やレビューを拝読し、出会えた!と感無量です。

  • (一)和嘉葉屋への応援コメント

    3話目から再度読んでみた。人の関係性がわかりやすくなってた!!

    作者からの返信

    もうどこを直したか忘れちゃったけど、読みやすくなってたなら良かった!ビッグビッグありがとうございます!!
    でもこの次からまた登場人物が増えて情報が複雑になるから、今さらだけどちょっと不安だな……。

  • (二)廃寺への応援コメント

     昔の日本らしい情景が上手く描写されていると思います。如何にも奇怪なことが起こりそうな雰囲気を描けていて尊敬します。余四郎が寅吉の行動に驚いているときの表現の仕方も素晴らしいです。
     方言も出てきましたが、ご自分でお創りになったのですか?それとも、調べたのですか?または、普段から話されているのですか?いずれにしても、違和感なく出てきて、ますます雰囲気が出ていてすごいと思います。
     最終話まで、できるだけ早くお読みしますね。

    作者からの返信

    こちらの作品には初めてコメントを頂きました!とても嬉しいです。

    方言はあちこちのお国言葉を参考に創作しております。昔はあったけれど、他国に滅ぼされて現在まで伝わらなかった(かもしれない)言葉にしたかったので、わざわざ頑張って創りました!

    Quill penさんの自主企画に参加させて頂いております。コメントを残すのはとても難しいな~~と頭を抱えていたところでしたので、良い点や気になった点についての言及を頂き、とても光栄です。
    ここまでとても丁寧に読んでくださり、本当にありがとうございます!