第6話支え


朝陽が下りてくる


誰かの為に


私の中に


深く浅い感情を支えるよう


貴方はどんな夢を見て思い


世界を社会を感じますか?


朝陽は翳り


今また私を支え


翳って今また支えてくれる


雨粒の光を慰めるよう


努力とは神様が与えてくれるけれど


どんよりとした雲が


ふと訪れ


また光を与えてくれ


再浮上して


微粒なる粒子を感じて


より輝きを与えてくれる


それを求め 


永遠を信じたい子供であり


欲深き大人の過ちかもしれない


時を同じくして産まれてきた友よ


孤独という戒律を信じますか


それを何かのせいにするのもいいけれど


それは何かに辿り着く為の


異論ではありませんか「貴方へ」


孤独を孤独と思えなかった


歴史の罪人よ


人の器に舞い降りたのかい


天使だった頃


記憶を消されても


強かった事


覚えていますか


それは置き去りにされた


迷子なる幼子ではない


ある種の強さと儚さを抱いた


不可思議な世界だった


そう思えて生きる


そう悩み生きて


混沌なるカオスであり


罪悪を伴う


貴方の


私の


世界だったのかもしれない


記憶の断片とは契り取る


大きなパンであり


幾ら食しても


幾ら平らげても


虚しかっただけの


虚空であり


虚無としか言い難い


物かもしれない


けれど其処に身を置く事こそ


誇りであり


自然を世界の


秩序を知る為の


私達のいつまでも


感じ得る感慨深き


いつまでもつずきそうで


つずかない


非常階段だったと思える


そう言うとおかしな人間と


思われるかもしれませんが


病人とはその名を与えられた事


それ自体が嫌なだけで


本当は幸せなのだと


今は思い少し悲しく


嬉しくも孤独なのです


自然を眺め


命を眺め


社会に依存する事はないと


私は思います


永遠の子よ


魂のユカリの地へ

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