第8話恐怖

看護師さんに


「近くのホテルをこちらで予約するので


少し休んで下さい」と言われた


時計を見たら23時、、、、、、、、、今日が終わろうとしていた


どうやって、ホテルまで向かったのか?記憶に残っていない


覚えているのは、妻と仲良くしてくれた人達に連絡したこと


テレビの明かりだけ


布団に入ったが寝れるわけもない


部屋の電気を消し暗闇の中


妻の死に恐怖し震える自分


妻を失う恐怖、、、、、、背中が寂しいというか?


自身の半身を失った感覚


布団に潜り、声を出して泣き叫んでいた


「神でも悪魔でもいい!妻を助けてほしい!


一生、目覚めなくてもいい!今は、まだ、連れて行かないでほしい!」


「俺の命を半分対価に差しだす、、、、、だから」


泣き疲れて、意識を失った


意識を失う前に確かに聞こえた


誰の声なのか?幻聴か?私の心の願いだったのか?


「まぁ、命だけなら助けてやろう」と男の声が聞いた


そして、スマホが鳴って意識を取り戻した

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る