悪役令嬢物+復讐物ってありそうでなかったですよね♪
しっかりとした証拠がないのに断罪を仕掛けられ、周りも助けてくれないというのなら、こちらから打開するしかない……このような方法をとった彼女を責める事も出来ませんやな
寧ろ物語の強制力もあれど、この様な短絡的な行動に出る奴など「いらない」ですな

(　ﾟдﾟ)

これは……周りの人からすると相当の恐怖ですね。
今までまともだった（ように見えた）女性が、いきなりナイフを振り回す。衝動的に見える行為が、最も対策が難しくて怖いです。
しかし主人公からすれば、積もり積もった絶望が破裂しただけのこと。しかし現実世界の凶行も案外そういうものなのかなって考えさせられました。

周りの人には見えないけれど、本人の中では積もりに積もっている。
それが解消されるのもまた時間がかかるのだろうと思います。
ミシェルはあと何周、これを繰り返すのか……ゾッとします。

無限ループを繰り返す物語で、まさかこの道を選ぶ作品だとは思わず驚きました！
悪役令嬢に相応しい快作ですね。

やり直しも利くし、どうせ理不尽な結末にたどり着くミッシェル。可哀想に……
そう思うとラストは逆に清々しくなりました。
主人公はもちろん、話を聞かないアレクシスや助けてくれない周りの人々からとても「人間」を感じました。