子供視点がいや増す不穏と恐怖

 本作は子供視点で語られる。いつしか、読者は子供として、見て、感じて、考える。大人になって忘れてしまったり縁遠くなってしまった、自分の外の世界の不穏さやそれがもたらす恐怖を想い出すかもしれない。それを背景音として是非読んで欲しい。

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