嗚呼、夢のようなシチュエーション。こんな夢見の将棋を指してみたい!

特別な場所に身を置く主人公たち。夜空を見下ろしながら一局に興じていた。
儚く彩る大輪を視界に収めながら、人類とは隔てられた存在として描かれている視点が味わい深く、かつ斬新である。
花火と盤上。
爆ぜる響きと駒音とが交錯するシーン、
あたかも臨場感さながらの心地にさせてくれる優れた筆力。
一度はこんな素敵なシチュエーションで指してみたい。
将棋を知らない方でも読みやすい、スペース視点での新感覚ファンタジー。
おすすめです。

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