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    悲しくも、温かい気持ちも残るような、不思議な読後感でした。取り返しのつかない過ちを犯した崇さんですが、自身を理解してくれる人に巡り合えて本当に良かったです。
    事件の真相について、蘭の台詞で想像できる部分はありますが、語りつくしていないのも好きです。本当の本当に通じ合っているのは彼ら二人だけ、というのが伝わってきます。
    自分の生まれは選べないのだと、世の中の残酷さをきっちり描いているように感じました。妹の佐知子も同じことを思っていたのでしょうが、崇さんはずっと苦しんでいたのだと察してより悲しくなってしまうラストシーンでした。

    最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!

    作者からの返信

    こちらこそ読んでくださってありがとうございます。なかなか手話という世界も他の言語とはまた違って、不思議な世界なんだろうなと思います。
    また何かありましたら、読みにいらしてください。
    よろしくお願いします。