たとえ生きた痕跡を残すさなくとも、ともに過ごした想い出は永遠に……

くらげに憧れる少女。
その理由は、生きた痕跡を残さず死んでいくから。

冒頭から、不思議な価値観が呈示されます。

少女の電車の飛び込み自殺を阻止した少年と、高校の仲間たち。
いつしか少女を含む4人には、代えがたき太い絆が生まれます。

しかし、非情な運命と少女の抱える秘密。

すべてが明らかになったときの、主人公の少年の心情に、思わず涙します。

切なくとも、切なさの向こうに確かな光を感じる物語!

非常に読みやすく、感情移入のしやすい筆致は、読者を強く響かせるでしょう。
オススメします!!

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