女子に告白されたが、罰ゲームだと分かっている俺は絶対に騙されない

どんな名前にしようかな

第1話 プロローグ

 どうも。こんにちは、作者です。試しに書いてみたのですが、何せ本格的に小説を書いた事がないので、誤字があったり、文法が拙かったり、まだまだ未熟ですが皆様に評価していただけるような小説を目指して頑張りたいと思います。


 では、一言。


よろしくお願いしまーす!!

(セルフエコーで)

しまーす!!しまーす!!……………


─────────────────




「はぁ……」

 

 教室の窓の外を眺めると、何故こうなったのだろうと思わずため息が出る。

 


「ヘイ、グッモーニン!」


 ベシッ


 やけに威勢の良い声が聞こえてと思ったら、振り向く前に背中を強く叩かれた。


 シンプルに痛い。


「何だ、遥輝(はるき)か。……それと、結構今の痛かったぞ」


「そいつはすまん、俺の身から溢れ出るお前への愛が俺の手に宿っちまったようだ。」


「やめろ、俺は高校一年にもなって自分がボーイズラブの道に足を踏み外すなんて御免だ」


「冗談だよ、冗談。ところでマイベストフレンドの桜庭拓人さんよ、こんな朝からため息でもついてどうした」


「いや、改めて何で俺はこんな高校にいるんだろうなってな、少し物思いにふけってたところだ。」


「そんなこと言うなよ拓人!お前にはこの俺、寺門遥輝という最高の親友がいるだろ!」


「そういうことじゃなくてだな、何でこんなまあまあのレベルの低い公立の高校に通ってるんだって話だ。本当なら、もっと偏差値の高い高校に通ってた筈なのに」


「何ですか?自分が頭良いアピールですか?中学のテストでお前に一度も勝ったことの無い俺に対するイヤみですか、ええ?」


「フフッ、すまん、少しからかった」


「ああ、俺だってそれくらいは分かってるさ、何年の付き合いだと思ってるんだ」


「だろうな」


 こいつは寺門遥輝。俺と同じ高校に通う生徒であり、クラスメイトでもある。運動神経抜群で、スポーツ万能のイケメンだ。勉強も俺ほどじゃないが、出来る。何より、誰にでも優しい。

 この高校に入学してまだ2ヶ月ほどしか経ってないが、既に学年のカーストの上位にいる。

 こいつとの付き合いは長く、小学校からの付き合いで、同じ高校に通うことになったのも腐れ縁だと俺は思ってる。

 自分の紹介が遅くなったが、俺は桜庭拓人。あとの説明は遥輝と同じような感じだ。

 違う点を挙げるなら、アイツはスポーツ万能だが、俺はそこまで出来ない。普通より少し出来るくらいだ。

 あと、最大の違いとして、遥輝が一等星級の光を反射するイケメンであるのに対して俺は、どんなに高く見積もっても三等星に届くかどうかの中の上くらいの顔だ。


「そういえば拓人、お前昨日のあのテレビの特番見たか?」


「ああ、アメリカの霊媒師が人間に取り付いた悪魔を祓うっていうヤツだろ」


「そうだよ、それ!俺さ、マジであの霊媒師の人すげえと思うんだよね!!」


「ハイハイ、それは楽しかったようで良かったですね」


「反応薄くない!?…………」


「………」


「……」


 俺たちがくだらない話をしてる間にも、クラスの奴らは登校してくる。

 この高校に通うことになったのには多少の衝撃を受けたが、遥輝がいるし、まあまあ楽しい生活にはなるんじゃないだろうか。

 出来れば、面倒くさいことに巻き込まれないといいが。

 俺は昔から、厄介ごとに巻き込まれる事が多かった。家が空き巣にあって、その調査を延々と受けたり、何故か生徒会に入れられたり、数えれば両手両足の指を使っても数えきれないほどある。




「私と付き合ってくれない?」


 だからだろうか。また俺は面倒事に巻き込まれた、気がした。

 

「…………」


「もう一度言うよ?私と、付き合ってくれない?」


 俺の前には、遥輝と同じ、学年カースト上位にいる女子が立っていた。

 見た感じ、ギャルとまではいかないが、明らかに『陽キャ』の類いに入っているのが分かった。

 そんな彼女がこの俺に何の理由もなく告白してくるわけがない。

 決めつけは良くないと思う奴もいると思うが、俺は知っている。


 俺の前に立ち、告白してきた彼女が、『“罰ゲーム”で俺に告白してきた』ことを知っている。

 


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 作者です!

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