主人公が主人公ではない

序盤の畳み掛けるような逆路線、シリアスがぶっ飛ぶくらいの圧倒的な力こそパワーを地で行く主人公。

爽快感と笑いがいいバランスでした。
若干、幼馴染の腹黒さや無邪気な悪意が胸糞ですが、しっかりザマァしてくれるので安心です。

ただ、現在進行中の章では腹黒幼馴染の弟の方がラノベ主人公化します。
この弟、実は主人公と同等、あるいはそれ以上の潜在能力を持っていることが判明。さらに主人公の嫁共よりも力、地位ともに高位の嫁を迎えるという厚遇。
しかしながら現在は潜在能力だけという圧倒的ラノベ主人公。
まるでどこかの天地さんのような爽やかさと気遣いを兼ねながら潜在的な力を有するこの弟こそが真の主人公です。

この主人公を食ってしまう脇役加減は某ガンダムシリーズでも話題になった主人公交代劇を予感させます。


もう主人公は幼馴染の弟でいいんじゃないかな。