第10話涙

涙を流す事は自然の摂理だと思う涙を流す事は仕方が無いことである


ああ日本海にコロニーが落ちたあの時に私は「宗谷ノボル」は自分が見た転生者や憑依者の中では古株の方だと嫌でも自覚してる存在だ


故に私は自身の思考や思想を全体的又は俯瞰的に捉える事を心掛けている


基本的に同族達は「日本海でのあの一件」のをリアルタイムでは見てなくて起きた後に生まれた存在が9割9分である


だから1970年以降の生まれが大半だ私は1950年生まれあの出来事をリアルタイムで体験をした存在だ


私が「日本海宇宙居住地区落下事件」が発生した時ちょうどあの時私は日本海の富山県に居たんだ


そして何故助かったのかは学校の授業の一貫で黒部ダムに向かう修学旅行をして居たのだ京都ではなく地元の富山県の黒部ダムに行ったんだよな


だから当日は黒部ダムで働く人たちの宿泊施設で寝泊まりできたんだよね・・まあある意味黒部ダム建設に富山県も金をかけて居た事により私は運良く生き抜く事が出来たとも解釈出来る


其の後私達は実家に帰る事が出来たが当然の如く海の中に消え失せて居たんだよな・・其れに新潟の原発も当然の如く駄目に成り私はあれ以来故郷の富山に変える事が無かったんだ


多くの生き残った人たちは地元の再建の為に動いていたけども大抵行く当ても無い人たちは宇宙居住区への棄民又は南米大陸やロシア地域への移民も検討されて居たんだ


此の世界でのロシア地域は統一的なデカいロシアと言う物が存在しなくてウラル山脈以西地域の旧ロシア地域は今では完全に「ドイツの一部」と成り果てて居る


で私は南米への移民をしてそして戻ってきたと言う感じだ

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