若生竜夜 様へのオススメ


 若生竜夜 様へ。


 いいねしていただき、ありがとうございます。


 早速、物書きペンギンこと企鵝モチヲが独断と偏見でセレクトした書籍をオススメしたいと思います。
















 若生竜夜 様にオススメしたいのは、


 黄金の魔女が棲む森




 ジャンルは、歴史×ハイファンタジー。

 著者は、麻木未穂先生です。

 舞台となるのは、東西にわかれたローマ帝国と東方の大国ペルシアエーラーンの、二つの大国にはさまれた小国アルメニア。

 無駄のない風景・情景描写。時代および季節に関する適切な明瞭さ。

 そしてなにより綿密な考察により描かれる、古代歴史ファンタジー。














【おおまかなあらすじ】


 ある罪を犯し、アエスティ族の王族でありながら追放された少女・シフは、神狩りの森で醜悪な老婆・ルヴァ―と共に暮らしていた。

 そんなある日、ローマ皇帝に遣わされた近衛騎士隊長・レギウスが現れ、捕らわれてしまう。

 彼らの目的は、「永遠の生命を持つ【深紅の魔女】」であるシフを、コンスタンティノポリス(※ローマ帝国の東方の都)に連れて行く事なのだというが、そこにはシフが追放される原因となった異母妹・ベーダがいるとのことで……






【企鵝モチヲのひとくちメモ】


 世界観がまず独特です。

 ローマ帝国末期の時代(※おおよそ4世紀あたり)が舞台なんで、まだ中世に突入していないんですよ。

 かつて隆盛を誇ったアエスティ族(※バルト海沿岸に住んでいたと伝えられる民族)の王女の血を継ぐ赤毛の少女・シフは、ある罪を犯したことで王宮を追放されたという過去を持っています。

 そうして神狩りの森を住まいに静かに暮らしていたのですが、ある日ローマ皇帝から遣わされた騎士たちに捕らわれて……ってところからシフの物語は始まります。

 黒い神とか、金髪の美形の近衛兵隊長とか、蛮族のカッコイイ王とかも出てきます。

 この辺の歴史に詳しい方は思わずにやりとしてしまう史実ネタが結構色々出てきますよ。


 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る