8話 これから

たくみは分析を使い続けてゆうきの場所を町全体にかけ詮索した。

(どこに行ったんだよ!!)

町に出るしかないのか・・

しかし昨日のトラウマが脳裏によぎる。また、、、

(いやだめだ。ゆうきを探してクラスメイトも探さない)

たくみは異世界に転生して心変わりが起こっていた。今は1人じゃ勝てない。

もっと助けがいると思い始めた。

ミーシャを出てセントルが近づいてくるのが分析でわかる。

そして後ろからの追ってがくる気配が感じた。おそらくセントルの手下が尾行にきたのだろう。

 「誰ですか?」

たくみは一度止まり兵士のほうを見た。

「やはり異世界転生のものだな。お前はミーシャにいるはずなのに何しにきやがった!」

兵士は剣を抜きまっすぐたくみに構えている。

「いや!まて!戦うつもりは何もないんだ!話がしたい」

たくみの説得は全く聞かず一歩踏み込み剣を振り下ろしてきた。

(身体強化)

たくみは後ろにかわしそのまま高く上に飛んだ。すかさず「分析」

周りを見渡すとMPの表示を確認した。

「ここにもう1人いるな?」

たくみはそう兵士にむかって言い始めた。


「何のことかわからないな?」

 (使いたくなかったんだが・・・移動)

たくみは一瞬でMP表示があった敵のところまで行った。


「!!??」


移動された相手は驚きが隠せていない。

そして剣をすっと抜き相手の首に置いた。

「まだやるか?俺は殺すつもりはない。」

そういうと相手は無言でうなずき顔を見せた。

「あれ、、高城さんだっけ?」

そういうと髪が長くモデル体型なきれいなクラスメイトだった。

「たくみ君だよね?なんでこんなところにいるの?」

「人探しだよ。高城さんは?」


「私は、みんなで逃げてしまった後、森でさまよってたらセントルの人に声をかけられてつれていかれたわ。ミーシャには入らないほうがいい。あそこは人を道具のように扱うと。」


「ほかのみんなはどこにいる?ゆうきはいるのか?


「あとは3人かな?ゆうきは見てないよ?どーして?」

「かなが智也に殺された。おれも殺されかけた。」

たくみは今まで起きたことを話した。

「うそ、、、私どーしたらいい?このままセントルに、、」

「俺もセントルの情報はほしいんだ。実はミーシャの中には溶け込めなくて

 セントルには転生者が歓迎されることがあるなら・・」

たくみはにやりとした。

「わかったわ!町まで一緒に来て!」

そういうとミーシャよりもきれいな街並みが見えてきた。

すると門番に止められた。

「おい、そいつは誰だ。ミーシャの人間だよな?」

「この人は大丈夫。私が探してた仲間よ。」

そういうと門番は「失礼しました!!」

そういって門を開いた。

中に入るとミーシャとは反対で居酒屋なんてなくみんな武装しており、

いつでも戦争ができる状態だった。

「いまはみんな自分のステータスをあげにいってる。」

たくみは疑問に感じた。

「ミーシャには隼人、あやか、三壁がいる。戦うつもりなのか?」

高城は困った顔をした。

「戦わないわ。無理だもの。。」

そういってくれると安心する。

「ミーシャに帰ってこないか?みんな探してる。」

「みんなに相談してみる。たくみ今日これからどーするの?」


「おれはミーシャに帰らないといけないんだ。じゃないと隼人たちに心配かけてしまう。それじゃあな」

そう言ってドアを開く瞬間殺意を感じた。


(なんだ!!)


振り向くと高城がスキルを使っていた

「私たちの話をするつもりね?だめだよ。私たちはセントルがいいの」

ナイフを取り出し一本飛んできた。反射的によけたはずだったが軌道を変えて再び飛んできたのだ。

「ミーシャには返せない。ミーシャの人たちが何してきたか知ってる?人を道具のように使って、女の子を拘束したりする連中なのよ!」

(やはりセントル、ミーシャは同じことをしている。。)

「俺は高城さんたちがいたことを誰にも言わない。約束だ。

 そしておれはミーシャに話を聞いて情報があれば高城さんにミーシャの情報を    

 伝える。これでどうだ?」

高城は首を振った。

「それが言わない保証がない、ほんとの話か保証がない。」

(そこまでは考えてなかった。。。)

「ここであなたの選択肢は2つよ。セントルに入るかここからミーシャまで逃げて

 ミーシャを全滅させるか。」

「わかった。セントルに入るよ。けど、頼みがある。ミーシャの今おれの知る限りの情報を全て伝える。その代わりセントルの情報も欲しい。」

高城は少し悩み首を縦に振った。

「セントルの転生者は私入れて4人でなっているよ。能力は。。見たほうが早いかな

 そしてあと数か月後にミーシャに乗り込むのは確定してる。私も参加する予定。み       

 んなが賛成なわけじゃないけどセントルの準備が整ってきたからね。」


(思った以上に早いな・・)

たくみはその後はミーシャについて話した。転生者は今現在さっき言ったメンバーだと。ただ、クラスメイトで戦うのは阻止したい。俺は戦いたくない。

そう伝えると、俺の行動を聞かれた。日々MPを上げることしかやってないと聞くと高城は呆れた声で、

「あなたオリジナルスキルは?」

そう聞かれると「身体強化」しか答えなかった。

「てっきりワープ系かと、、、」

間違えではないが言わないことにした。

「俺は今日ミーシャに帰って荷物だけを取りに行きたい。

 もしなにか言われたら仲間探しってごまかしてくるよ。」

たくみがそういうと「まってる」そう言われ部屋を後にした。


門番に門を開けてもらいすぐに分析を使った。

(反応なしか)

その後マーテルにむかい3人に今日あったことを話した。

「なんであぶないことするの!!」

 みくが珍しく怒っている。

「たくみ俺らはどうしたらいいと思う?」

みなとが聞いてきた。

「俺らは2つの国に戦ってもらう。そして終盤にセントル、ミーシャが弱っていると   

 ころ叩き込む。

 そして、2つ国に契約を結ばせ丸く収める。」

「それが理想ですが・・・」

みくが不安そうな顔で言う。


「今日はこれくらいにしてまた明日来るから」

たくみはそういうと再びミーシャにむかって歩き始めた。


       (これからは選択を間違えると死ぬ)


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かなめです。

体調が悪く投稿

出来てませんでした・・・

季節の変わり目は体調管理が難しいですね、、

ここから物語が変わっていくので楽しみにしていただいたら嬉しいです。

アドバイスやコメントくれると嬉しいです!

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次回もお楽しみに!




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