第02話 親友はバイオレット派

第02話 親友はバイオレット派

ポケットモンスタースカーレットが封切されたが

同時進行の親友が、突然の東京出張で羽田空港に降り立つ。

出張先にニンテンドースイッチの持ち込みNGとは

なっていないだろうが

がっつり遊戯することは無理そうなので

実家で暖房を浴びる僕SIDEが遊戯制限をすることで

バランスを保つことにした。


親友は渋谷で甥っ子の為に任天堂関連のプレゼントを買って

(スプラトゥーン3中心と伝え聞いた)

MARVELのブラックパンサーを映画鑑賞する。

夕飯は一人焼き肉。翌朝は高級スターバックスで

ランチ兼用のがっつり飯を決め込んでいた。

LINEから送られて来る、たくさんの情報群。


関東栄転も囁かれているらしく、住みも西日本では都会の街なので

「気後れはしていない」と、本人が語っていた。

僕は41年間、同じ景色から朝日を拝んでいる。


(書斎前方の)隣家解体で、不思議な光景が広がるが

それにも、直に慣れて行くのだろう。

もう、外掘りは基礎工事が始まっている。

案外広大な土地だ。横に長いアパートメントを建てたら

土地主にとって、良き家賃収入になるのでは?


そらちゃ。さんから連絡があった。

時間差がそれなりにあったので、

改めて過去に書いた自分のコメントも咀嚼した。

アオハルに呼応する為に、引っ張り出した記憶の断片。

彼女はいじめっ子とも、見下しっ子とも

共生する処世術を会得している。

自分が犠牲になることも多い付き合いだが

彼女の正義感が見逃せないのだろう。

傷つくことも多い世の中で、健気に受け容れる精神力。

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