好きだらか才能があるのか、才能があるから好きなのか…

私達の世界でもテストの点数である程度その人の能力が判断される。だが誰がそのテスト教科を考え、本当にその教科の出来不出来がその人の能力を表しているのか?そんなことを考えたことはないだろうか…

この物語では魔力の大小でその人の能力が判断され、あろうことか主人公の少年はその魔力がゼロなのだ。

それでも少年は腐ることなく冒険に手掛け、そこで本当の自分の姿を発見する。


私がこの物語を読んだ時、一番感銘を受けたのはなんといっても少年の前向きな姿勢だった。冒険の中で自分の才能に目覚めていく、そんなあらすじを言えばありがちに聞こえるかもしれないけれど、本当に大切なのはどんな境遇にあっても諦めず、楽しく生きることではないだろうか…そんなことをこの物語は感じさせてくれます。

その他のおすすめレビュー

大杉巨樹さんの他のおすすめレビュー374