鶯宿梅

野山の木々が肌寒い風を感じながら

雲を眺めている


そこへ鶯が1羽春の息吹を聞いて

細木に留まる


山地の斑雪はだれから解けた水が

小川を流れ清き水となり

ああ此処まで足音が響き渡り

蛙も顔をのぞかしているのか


鞦韆しゅうせんは誰かに揺られて

春の陽の風と遊ぶ


花篝はなかがりは次の暁へと照らす灯りにし


波経つ海風とともに 

もう少しだけ

春暖の狭間を待ちわびてみようか


野の花が広がる大地と風を感じながら

霞雲は流れて眼下に和平を祈る日々よ

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