ふくら雀

しんしんしん 雪のは止む

しりしりと 小枝に留まる

雀の群れ


凍え風のなか 毛を膨らまし

寄り添い合い 身を温める


日向に当たり 溢れた粉雪

子の頭にかかりて 目をつぶる


しとりしとりと ひび氷の

水が上がりし頃にて

南方へ向かうは 陽の彼方


しんしんしん また静かな

しりしりと 雪を

童歌わらべうた

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