「選ぶこと」と「選ばれること」

時々考えることがある

人はなんとなく選ぶ側と選ばれる側どちらかにいる

選ぶ側は、いつも「決める」ことに疲れていて
選ばれる側は、いつも「待つ」ことに疲れている

世界は両側の疲れに覆われていて、陰雨のように心を重くする

選べなかったこと、選ばれなかったこと
それぞれの想いが降り止むことはない
いつまでも雨やどりをしているわけにもいかないのだろう


雨の中、色とりどりの傘が行き来するイメージが浮かぶ、素敵な小説でした