偶然の雨ではなかった……。必然だったのだ。

和風ファンタジーテイストの面白さがあります。

高校生の雨宮旭くんが、大切なおデートの度に酷い雨に遭ってしまい、恋が壊れてしまうと言うもの凄い雨男さんなのです。

偶々だと思っていたら、雨の神が、『そなた』と語り掛けて来るではないですか。

神の世に行かなければならないさよさんとの繋がりで、初穂の遺言も果たしたく瑞穂と天へ去って行きます。

その様は綺麗な龍によるもので、場面的に随所に見せ場があるのですが、ここも好きです。

旭くん、別れのときには、家族にカレーを振舞ったりして、孝行者なのです。

優しいのですよね。

二人の心情に心を寄せて拝読できます。

是非、ご一読ください。

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