『药屋少女的呢喃』――『薬屋のひとりごと』
ジャンル:
おすすめ度:中国語初心者 ★★★★★
中国語上級者 ★★★★★★★★
日向夏氏のライトノベルが原作のアニメ。
第一期全24話、現在第11話(2023/12/17)更新済み。
後宮に売り飛ばされた薬屋の少女が後宮の不可解な謎を解いていく物語。
最初にあらすじ、といいたいところですが今回は割愛します。
アニメのホームページは要チェック!
以前にフォロワーさんからいただいた案がおもしろそうだなと思ったので、最後にやってみることにしました。
ズバリ、日本の中華アニメを紹介してみる! せっかくなので中国アニメとの比較もできたらな、と思っております。
初めての試みなのでお手柔らかにお願いします。
ここで個人的な推しポイントをご紹介。
今回はポイントでわけることはせずに、一気に語っていきたいと思います。
まず最初に作画がとてもきれい。さすが日本アニメである。
細かな動きや鮮やかな色合いなどもうまく表現されていて、見ていて惚れ惚れした。
舞台はたぶん紫禁城をモデルにしているのかな……?
今夏に実際に行った故宮の景色をそのまま復元したような映像で、すぐにピンときた。
推理がストーリーのメイン(ですよね?)だということもあって、それぞれのトリックにも唸らされた。
後宮ならではの陰謀がとてもリアルで想像しやすかった。
白粉や蜂蜜やカカオなど、昔でも身近にありそうなもので謎が成立しているので素敵です。
おまけに中国の漢方や薬膳についてもちょこっと知れるし。
キャラクターについて触れておくと、猫猫がかわいかった……!!
猫耳がぴょこぴょこ生えていたりしたので、小説とは違って生き生きとした猫猫が見れてよかったです。
たくさんキャラが出てくるのに、すべて個性的で混ざったり迷ったりしないのも魅力的。
次に中国アニメとの相違点、共通点を探してみる。
中国アニメで宮廷が舞台のもので、本編で紹介したことがあるものは『两不疑』。
『两不疑』は皇帝と皇后が入れ替わる恋愛ストーリーである(詳しくは以前の記事を参照してください)。
宮廷内外の陰謀が深く描かれている点は似ているなと思ったり。
本作の舞台は架空の世界ということになっている。
中国の作品にも架空世界の中華ファンタジーは多いが、モデルの時代はたいていひとつに定められていたりする。
本作はちょっとわからない。しかし、それも自由度の高い中華ファンタジーの良さだと言える。
中国ではまだ公開したてのアニメだからか、あまりその名前を聞かない。
が、漫画や原作からのファンからはかなり好評!
少し検索してみたが、中国で大手の動画プラットフォームであるbilibiliとテンセントのいずれも公開してなさそう……?
いつも公開から数日後には必ず中国語字幕版が配信される日本アニメにしては、かなりめずらしい例だと思った。
今このアニメを中国で見るには本当に違法サイトしか方法がないと思うので、正式に公開してほしい。
原作も大人気の中華ファンタジーアニメ、ぜひおすすめしたい一作です!
(記:2023/12/17)
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