第23詩 【そこゆく君】


足許(もと)に


蝶が揺らいで



名も知らぬ鳥が


羽撃(はばた)けば



音楽が楽しく


朝露を弾く



道なりに座っている草花は


まるで自分を知っているようだ



そこゆく君


可愛らしい小動物



君はいったい何者なのだと


僕は問いたい



さすれば君は


忍者のように



椰子から椰子へ


綱渡りだ



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