第6詩 【ハンカチの木】
枯れた薄野(すすきの)に 立ち
ぐるりいちめんと
詩人が園生(そのふ)を築いた証は
アカ ハンカチの実 つぶ
たんと結んでた
あわぶきいろ の
花の咲く
夕餉は何もかも
お前を見知っているふうに
ヤバネスキ
イトススキ
金色の夕映えが
瞳に映る
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