漫才というカラっと明るい世界に確かに存在する湿っぽい世界が胸を打つ

お仕事ものの物語で漫才を題材にしたものに初めて触れました。

明るい世界、笑いの中にある世界、そんなものを想像する裏で、実はこんな湿った世界があり、そこで「生きる」運命共同体があるのだと感じました。

お互いが拠り所であり、支えであり、運命の分かち人であるコンビはどちらかが倒れてしまえば共倒れです。
それを分かり、背負い、それでもまだ、まだまだ、これからと奮闘する姿は切なく明るい。

冒頭からどっちに転ぶの?そう祈り願いながら読み進めるストーリーにハラハラとしました。

カラっと晴れた世界にある湿った世界をぜひ知って思いを馳せてほしい、そんな物語です!
できればサイドストーリーが欲しいです!(心の叫びです)

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