向き合うことの大切さ

閻魔様曰く、地獄に行くには軽すぎ、天国に行くには些か重すぎる罪を背負った「自殺者」という存在。
冥土少年院は、天国と地獄のはざまに存在する更生施設。

そこで出会うルームメイトの明。
共に生活をする主人公は、ほんの少しづつ、でも自然と心が解けてゆく。

もっと早く出会いたかった。
しかし、冥土少年院だから出会えたのかもしれない。
理由は違えど、同じ罪を背負った〝友人〟として。

読み終えた時、見えてほしい場面。
この二人に救いの手を差し伸べられるのは、読者のあなたです。