確かな筆運びで綴られるダークファンタジー

 約15000文字、7話まで読んだ感想です。
 僅かに気になる部分があったりもしますが、全体的にとても丁寧に書かれている印象でした。
 それでいて読むのに苦しさを感じさせないのは、物語に不必要な描写をはぶき、必要な部分を厚く書き込んでいるからではないかと思います。
 行間の開け方もwebで読むことを前提に整えてある様に感じました。

 物語については、勇者が敵であるストーリーながら、まるで無双モノの主人公を彷彿とさせる強さを見せつけられます。更には抱えている闇も垣間見え、それが敵であることに不思議な期待感を覚えました。

 読み進めれば間違いなく面白くなる。
 そう思える出だしの作品でした!

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