看似柔弱无害的花,却可能藏着剧毒

「毒霧の姫」として恐れられた妃と彼女に恋をした皇帝の物語です!
触れた相手の致死率を操る異能を持つ主人公はある日、父の出世のために後宮入りを強いられる。
自分の能力の危険性を十分に理解していた彼女はひっそりと陰で暮らそうとするが、現実はそうもいかない。
一目惚れしたという皇帝から、主人公は逃れられるのでしょうか。

後宮ものは近年増えつつありますが、異能を持つ少女が主人公というものは初めて読みました。
インパクトのある出だしで引き込まれ、読みやすい文章で一気に物語へ入っていけます。
一途な皇帝、心優しい侍女、唯一の友達の白蛇など出てくるキャラクターも個性豊か。
登場人物同士の掛け合いもおもしろく、読んでいて飽きません。

「一見、たおやかで無害な花でも、猛毒を持っていることがある」※ひとこと紹介文の和訳です。
果たして主人公に平穏な日常は訪れるのか……気になるところです!

その他のおすすめレビュー

白玖黎さんの他のおすすめレビュー90