第29話拷問

今日は、一日中箱磨き。ずっと、フキフキ。

脳が腐る。

本日の作業中は、何も考えず無心に箱を磨いた。

拭けば拭くほど、次々に箱が出され終わりが見えない。

ある種の、拷問である。

しかし、それが仕事だし、今の僕にはこう言った仕事しか出来ないから、何をか言わんや。

変な事を考えずひたすら磨いて、あっと言うまに仕事が終わった。

帰りの電車の中で、将来の事を考えた。

ここで、転職のタイミングを間違えると、地獄を見る。

じっくり、慎重に動きたい。先ずは、体力を付ける事が先決。

今週は、土曜日も仕事。

内心は、もう仕事に飽きた。

だが、これが今の僕の限界なのだ。

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