新しい視点で語られる「三国志」、入門編として「秀逸」です!

 正直、好き嫌いが分かれる作品だと思います。ちょっと駆け足な三国志なので、「じっくり」三国志を味わいたい方には、ちょっと評判がよくないかなぁと思います。

 ただし、三国志を読んだことはない、興味があるけど「長い」んだよね。と思ってる人にはお勧めです。三国志の重要な要所は押さえてあるので、きっと楽しめると思います。

 ただ、気をつけないといけないのが、「簡雍」がキーパーソンになっている点です。私は「これはこれで面白い」と思って読んでるんですが、なんというか「原理主義者」から見たら、ちょっと抵抗あるかもしれないです。