無理にひねったり、オチを狙いに行っていないところがよき。

 タイトルを見たときは「エッセイを装ったジョーク集」かなと勘繰った。ふたを開けてみるとタイトル通りの素直な日常風景がそこにあった。

 作者さん&お母さん、疑ってすみませんでした。
 自分の心の汚れを実感しました。

 それはそれとして、おばはんてなぜ「食いでのある」「無駄に甘い」「パッサパサのパン」を選んで買うのであろうか?

 後、半分食って袋の端をしばり、半日以上「そこら辺」に放置するのはなぜ?

 あ、そんなことはどうでもよくて、作者さんとお母さんの優しい親子関係が浮かび上がるような、のどかで楽しいエッセイです。