第8話 思い出補正。

ヴィレッジヴァンガードは京都にいたとき。

2003年以前に馴染みだった。

それ以降は、引っ越してしまったから。


おしゃれな音楽が流れていた。

ように思う。

おしゃれで刺激的な空間だった。

京都がそうだったのか。

その時代がそうだったのか。

わからない。


それ以降の、たとえば今の地にある店舗には。

もう入る気にはならない。


趣味が変わった?

若かったから?


そのおしゃれな空間で本や雑貨を見ているのが心地よかった。

と云ったらいいか。


好きだった。


今、部屋にいて、パソコンでネットから流れてくる。

おしゃれな音楽を聴いて思い出される。


ただこの歌声は。

2003年以前にはなかった。


思い出補正。


今の趣味で、当時のことを思い出す。

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