第8話 行方は...?

「なるほどね。それで松本くんも一緒に探しているわけか。」

「それは大変だね。お姉さんそれはどういうタイトルなんですか?」

「そ、それは...、言いにくいっていうか、ちょっとそっち系のやつだから、

言うのがちょっとためらうんだけども。」


まさかのそっち系だったとは、人は見かけによらないんだな。ちなみに、お姉さんはぴしっとした感じがして、スーツが似合っていて、結構背が高い、モデルの人と言われても納得するレベルの人であった。そして、誰かに似ているような?


「言いづらいのなら言わなくても大丈夫ですよ。カバーや栞など表紙を見なくても、わかるような特徴はありますか?」

「うーん、あ、確か茶色のカバーをつけていました。」

「そうですか...それにはストラップをつけていませんでしたか?」

「!そうです、もしかして見かけていたんですか?」

「どこかで見たような気がするんですよね。あ、おじいさんがそういう感じのもの持っていた気がします。確かその人の名前が永井桑樹郎さんっていう人の名前ですよ。

もしかして知っています?」

「あー、それ私のおじいちゃんなの。おじいちゃんが持っていたの忘れてた、ごめんね、そして一緒に探してくれてありがとね、えっと...」

「松本って言います、それと隣のが川上くん、そして大森さんです。」

「ありがとうね、みんな。そういえば、私の名前は『永井桜』と言います。」


なるほど、娘さんはこのお姉さんだったんだ。それは恥ずかしいから言えないね。そして、そんな事言う度胸もないのだおじさんは。今日は色々な体験をした気がする、もしかしておじさんから、ラノベのような展開になるホルモンとか出てるのかな?もしかして臭う?昨日、入念に体洗ったのに。


とりあえず見つかってよかった。その後、桜さんは無事に桑樹郎さんと出会い、そして、おじさんの家についたのであった。近藤さんとのファーストコンタクトをしてみた。おじさん、結構語彙力がないからうまく表せないけど、すげえ、めっちゃすげえ、すごいグイグイ来る。さすがクラスのアイドル初日なのにもう定着している。これが陽キャってやつか、陽キャすげえ。


「というわけで私のお家です。」

「「「おー」」」

「どうぞ、入ってください。特になにもないですが。」

「「「お邪魔しま〜す」」」

「適当に座ってね。」


みんな定位位置についた。川上くんは座布団、ベットに座るは自称アイドル近藤さんと大森さん。おじさんは川上くんの隣りに座った。大森さんはソワソワしていた。ラノベの沼に見事にハマってしまったらしい。それはいいことだね。おじさんの話できる相手が増えたよ、感動。近藤さんもついでに沼にハマらした。



近藤さんは最初家に来る前は「松本くんはベットの下とかになにか隠してない?」とニヤニヤしながら言ってた。おじさんのベットは下に物入れられませんって答えたら、少しがっかりしていた。なぜがっかりするのだろう。探すのを楽しみにしていたのだろうか。ちょっと意外な気がする。




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こんにちは、作者です。

投稿をサボり申し訳ございませんでした。

ですが、遅れてしまうと思いますが投稿は頑張りたいです。文字は少ないですが、少しでも楽しんでもらえるととても嬉しいです。それでは作者でした。


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