第二期:第8話【実は許嫁だった】

「ふぅ〜ん?でも、ケッコンの約束はしたでしょ?」

「結婚の...約束...ま、まさか!!」


【久しぶり、ひー君】


「やっぱり...本当にもちちゃんなんだね...」

「うん!久しぶり!今更だけど、元気してた?」

「俺は元気だったけど...もちちゃん色々と変わったね」

「まぁーね...実の所は変わったのは見た目だけ。無理やりキャラを作ってるだけだよ。もともとは自分の内気な性格を変えるためにアイドルになったんだけどね...やっぱりアイドルになるだけじゃ、何も変わらなかったよ...」

「俺は昔のもちちゃんでも好きだったけどな。じゃないと結婚の約束とかしないだろ?ってか結婚の約束いつしたんだっけ?」

「私達元々双方の父親が昔馴染みで仲が良くて、勝手に許嫁にしてたんだよ。でも、私は飛駆のこと子供ながら好きだったよ。それに、好きじゃなかったら私こんなところまで転校なんてしてきてないよ!」

「俺がいるから転校してきたのか?」

「うん」

「そうなんだな。ってか、もう許嫁は解消されたんじゃないのか?」

「うん。解消されたよ。でも、私は許嫁を解消された今でも飛駆のことが好きだから」

「まぁ、この話は一旦おいておいて、放課後家に帰ってから話そう。」

「わかった!」


〜放課後:帰宅〜

「ただいまー」

「お邪魔しま〜す」

すると、リビングからものすごい音を立てて、緋茉莉が飛び出してきた

「義兄さん!今知らない女の声がしました!!」

「あぁ、もちちゃんのこと?」

「もちちゃん?義兄さん...なぜそんなに親しげに愛称で呼び合っているんですか?浮気ですか?そうなんですね?」

「ちょま、落ち着け緋茉莉!」

「って、望華先輩だったんですね。それなら許します」

「緋茉莉ちゃんこんにちわ」


〜飛駆の部屋〜

「それで...許嫁の話なんだけど...許嫁解消した今でも俺のことが好きなんだよな」

「はい!もちろんです!一生をかけて寄り添い、養っていく所存です!」

「それ男の立場からしたらただの紐男だからな!?俺そんなふうにはなりたくないぞ!?」

「いぇいぇ、夫にはいたせりつくせりの毎日をしていただきたいので」

「ってか結婚する前提で話を続けるのはやめぇい!」

すると、急に俺の部屋のドアが壊れるような勢いで開いた

「ちょっ!!義兄さん!許嫁とか、結婚とか、夫とか、どういうことですか!?ちゃんと説明してください!!」

「うわぁああ!ひ、緋茉莉!?お前、俺の部屋の前で聞き耳立ててたな!!」

「実は、私飛駆君と元々許嫁なんだよね!でも、今でも好きだから結婚しちゃおうって!言ってたのよ」

「いくら先輩でも、義兄さんは譲りませんよ!!」

「ふふふ、望むところよ。あ、心配しないでくださいね!旦那様♡」

「おいおい...嘘だろ...こんなところで暴れるのはやめてくれぇええ!」


まだまだ飛駆のハチャメチャなVTuber生活は続くのであった


続く→


後書き

まーたヒロイン増やしちゃいました!内気な女の子だけど、無理やり元気な女の子のキャラを作ってるアイドルの望華 桜!実は飛駆の幼馴染で、元許嫁!?

って、めっちゃ憧れる展開ですよね!!(※あくまでも作者の感想です)

自分にも女の子の幼馴染がいたら良かったなぁ〜と思ってますw

みなさんも女の子の幼馴染はいますか?

応援コメントもお待ちしております!


By.T.S ツムギ

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