主人公と同じ目線で体験を味わうカタルシス

 強い言葉こそ頻度が増えると言葉の意味やその言葉本来の強さが失われるものですが
その作用が非常に効果的に活かされていました。
 読み進める中で軽視していた箇所こそが重要で気に留めるべき事だったと後から気付き、後悔し、クレイジーリセットの能力を使う前後までハラハラし通しでした。
 日常⇄非日常の緩急が絶妙で読者がホッとした瞬間に見せる急展開にはしてやられました。
(特に階段→バス停の辺り)
 読了後に振り返ると、狙ってやられてる事だと分かるのですが心臓に悪いです笑(褒め言葉)
 昨今はテンプレばかりで味気ない読書が続いておりましたが心がざわつき、動かされ、最高のカタルシスを味わう事ができました。
 ありがとうございます!続きを心待ちにしております。無理せず頑張って下さい!

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