第6話美少女対決

「え?くのいち?」


「さすが藤田君、ギャルの美少女ですか。」


「あのさ、わたしと藤田は長いの。あんたね、舐めないでよね!」


「わたしは、藤田君を見かけた瞬間から惚れました。」


「ストップ!2人とも悪いんだけど僕、腹ペコなの。夕飯食べさせて。」


「あら蒲焼き頼みました。藤田家と市原ちほみさんの分も頼みましたので。」


父親も母親は満面の笑みである。


「ちほみちゃん、久しぶりね。また綺麗になったわね。」


「あざっす。」


「水原つぐみさんは、本当に超美少女ね。」


「ありがとうございます。蒲焼きなど勝手に頼んでしまい失礼しました。わたし水原財閥の1人娘でお父様がお勤め先も水原フーズでしたね?」


「お嬢様が、来た時はビックリしました。」


「気にしないで下さい。わたしは藤田君に片想いしてるただの女子中学生なので。」


次の瞬間に蒲焼きが届いた。


みんなで食べると


「死ぬほど上手い!」


とちほみが言った。


その夜は穏やかに過ごした。









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