住めなくなった地球に取り残された少女の悲しみと救い

 なんらかの理由で人類が住めなくなった星に残された一体の少女。誰もいない筈の星でその母を求める心に応じて現れた一人の女性。
 星にただ一体だけの少女はその女性を『母』と呼ぶ。実はこの女性が『母』と呼ばれるのには意味があり、それこそが少女の救いにつながる……
 文字数も3000字ほどの短編ですが、とても物悲しいストーリーの中に世界観がきっちりできあがっているとても素晴らしい作品です。
 聖書をモチーフにされているようですが、あまり知識のない自分でも十分に楽しめます。
 みなさまも読まれてみてはいかがでしょうか?