七雨 「危険な島」

「We can't get a ship!?

(_________船が出せないっ!?)」


「N,no I'm not saying that the ship can't be launched

(い、いや、船が出せないと言ってる訳じゃねェ)」


「This ship is so small and old!


 That's almost like there is no ship for us!?

(… … …あんな小型の、しかも古臭い船に乗れなんてそんな事、


 船が無いも同然だろうっ!?)」


「N,no,

(い、いや∙∙∙∙∙  !)」


インバーカーギル空港で降り立った十名程の征四郎。 そして


叶生野グループの大勢は、そのままインバーカーギルの空港から


ルーシーが話していた「Speaker」が住むと言う島へと向かうため


空港から港まで訪れていた....


「Is that "A" ship!?

(_______あれがっ!? "船"かっ!?)」


"ダンッ!!


「N,no but that ship is the only way 


 to get to that island from this port

(い、いや、でもこの港からあの島に行くのには、あの船しか無ぇよ)」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ   !」


善波はおそらく、漁師か何かであろう浅黒く日焼けをしたこの港で


船を貸し出しているインバーカーギルの男に向かって声を荒げる


「Are you serious!?

(あれがっ 「船」かっ!?)」


"バンッ!!"


自分達が乗って来た車を派手に叩きながら、目の前の日焼けした


剽悍(ひょうかん)な体つきをした男が用意してきた、ボロボロに朽ちた


小型の船を見て善波は更に大声を張り上げる!


「There's no way here, That's the only ship


 that can go to that island,

(仕方無ぇだろう...。 あの島に向かうのに出せる船は、


 あれしか無ぇ.. .. ...


「Y,you!

(お、お前… … …っ!)」


「・・・・善波さん、」


「ッ┈┈┈┈…、 !」


「ちょっと、ゼンバ、オチついてヨ」


「———~~~...」


"バッ"


二人の言葉に我を取り戻したのか、着ている上着を直し善波は


男の前から離れる


「If you don't like it,  I can pay for you much money

(別に、舟を貸し出す料金が気に入らないなら、


 もう少し、出せるが∙∙∙∙∙ !)」


「There's no chance to it

(そう言う話じゃ無ぇ)」


征四郎が英語で話しかけると、男は善波が


自分の目の前から去ったのを見たのか声を荒げだす


「That"rain island"is a terrible location to go,

(あの、'雨島'は、船で行くのも、行きづれェ場所にあるってのか....)」


「Rain,?

(________雨?)」


"バッ"


「( .. ... ...)」


男の言葉に港から頭上の空を見上げると、空が灰色に覆われ今にも雨が


降り出しそうに見える___________


「And,

(それに┈┈┈┈∙∙∙∙ ッ!)」


男が、派手な仕草を見せながら征四郎に向き直る


「┈┈┈┈…、!」


そのまま大げさな態度で、男は自分の両手を上に上げる


「You don't know? That place rains all year around, so we


 have a very problem Besides, there are almost no ships 


 that can be rented from this port!!

(知らないのか___________ ? あの場所は一年中雨が降って船を出すのも


 かなり面倒な場所だ。 それに、この港には元から貸し出しする様な


 船はほとんど無いんだ!)」


「  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」


男の言葉に、征四郎は自分の近くの船の停留所に停められたかなり錆びて


状態の悪そうなクルーザー型の船に目をやる


「Then, There are a lot of matter with that location?

(それじゃ、そこに行くのにはかなり、危険があるって事か?)」


クルーザーから、男に征四郎が振り返る


「No, nothing like you're sayingNo matter how much it rains


 all year round, it's rerely a storm and it's not difficult


 to get to that rain island from here

(いや、別にそう言う訳じゃねェ いくら年中雨が降っていようが、


 嵐になる事はほとんどねェし、ここからあの雨島まで行くのは


 難しくねェよ。)」


「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」


「(雨島┈┈┈┈∙∙∙∙ 、 )」


「Well, I don't know it is from time to time,


 it seems that people like you who


 heard rumors about the island occasionally visit there,

(まあ、あそこには時々なんだかよく分からねェ、アンタらみたいな


 島の噂を聞きつけた人間が時折訪れてるみたいだが・・・・)」


「So, can anyone go to that island?

(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ じゃあ、あの島に行く事自体は、誰でも行けるって事か?)」


「Oh I don't know why you're gonna such an island?

(....ああ。 何だってあんな島に行くのか分からねェがナ————?)」


"バッ"


男は両手の平を上に向け


"理解できない"


と言う様な仕草を征四郎に向ける


「  ____________ 」

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