この世界は入り込む度に、違う情景を、美しさを、幻想を魅せてくれる。

 初めてレビューを書かせていただくので、下手くそでしたらすみません……。

 この物語が、と言うか、この作者さんの作品全ての言葉選びがとても素晴らしくて、何度も読み返す度、違う感じ方ができてとても凄いとしか言いようがないです!(凄さを伝えるレビュワーの自分に語彙力が無くてすみません)

 そんな言葉選びの上手い作者さんの中でも、私はこの作品が、読んでいてとても鳥肌が立ちました。

 この作品は、企画のイラストとそれを元にして描かれた二つのエピソードで構成されています。 

 一つ目のエピソードは詩で、二つ目のエピソードは小説です。

 この三つを合わせて、情景を思い浮かべてみるだけで、とても不思議な感覚に浸されていきます。

 私は先程にも述べた通り、作者さんの言葉選びに着目して作品を読んで、そこから推測を重ねながら何度も読み返して楽しんでおります。

 個人的には一つ目のエピソードの詩の『巡る』と言うワードと二つ目のエピソードである小説の登場人物に使われている漢字を連想して読んでみるのがオススメです。

 ネタバレは個人的にはレビューでしたくないので、これ以上、この作品の深い部分にまで触れることは出来ませんので、最後に作者さんに向けて一言だけ。

 めちゃくちゃ私事なんですが、今受験生でいろいろと疲れる日々を過ごしている中で、この作品やイラストと出逢えて、久しぶりに文章や芸術の美しさを思い出せたような気がします。
 この作品に、この時期に出逢えてよかったです。本当にありがとうございました!(一言でなく、三言になってしまった……w w)