君のそばにいる彼女は本当に笑っているのか

同じ時と経験をしても不幸と幸福は同時に生まれる。
そして幸福を生もうとして不幸が生まれる
そんな事を思わせてくれる作品でした。

たとえば突然、花火が夜空に咲き誇ったとする。
その花火を美しいと思うのか、恐ろしいと思うのかはそれぞれだ。

同じ世界、同じ時間で同じ経験を得たとしても幸と不幸が生まれる。 

君は彼女に綺麗だねと話しかけると、彼女はうんと答える。
果たして君と彼女が見た花火は、本当に同じ幸福を得られるものだったのだろうか。

打ち上げた人は誰の為、なんの為に打ち上げたのだろうか。