魅力的な先輩が、芯を穿って来る

ちょっと変人チックな先輩と、平凡な後輩のやり取り。
会話劇で物語は進行していきます。
突然ラブソングを歌いだしたり、話し方がどこか演説めいていたり、そういう面白い先輩がとても魅力的です。その先輩が、ずんずんぐいぐい芯を穿つ、誰も言えないド正論をぶちかましてきます。
それがあっけらかんとしていて、気持ちよい。

このあと後輩さんは大変なことになるだろうなあと思いつつも、二人の今後に思いを馳せる。そんな、開かれた終わり方が素敵でした。