①TSスターリン × 転生ヒトラー

明治🍆サブ(SUB)🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆

プロット

◯お題


 ①現代ファンタジー《悪のカリスマ主人公》




◯参考作品


『幼女戦記』




◯世界観


 現代日本。

 日本は平和だが、世界各国では『世界社会主義トロツキスト』なるテロ組織がいくつもの事件を引き起こしている。




◯主要キャラクター


・ヒロイン(主人公):ほし凛子りんこ

 世紀の大量殺戮独裁者にして悪のカリスマ、ヨシフ・スターリンの生まれ変わり。高校2年生。

 黒髪ロング、大和なでしこ然とした可憐な容姿。背丈は前世と同じく低く、身長145cm、体重4■kg(検閲済)。本人はこの国の男児にウケが良い容姿をしていることを自覚している。

 シングルマザーの母、育ち盛りな弟たち(4人の幼稚園児~小学低学年)を抱え、新聞配達等のバイトに明け暮れる日々。夜の仕事で凛子を高校に入れてくれた母には頭が上がらない。

 前世のスキル(人心掌握、洗脳、分断統治、恐怖政治)を活かし、『家から近い』という理由だけで入学したFラン高校の崩壊したクラスを見事に立て直し、教師からの覚えもめでたく、クラスの男女から『凛子様』と呼ばれる日々。

 だがそんな理想郷は、厄介な転校生によってひびを入れられた――。

 射撃スキルがめちゃくちゃ高い。モデルガンのBB弾は百発百中。そして実弾も――。

日野ひの「その射撃術……どこで覚えたんだ⁉」

凛子「決まっているだろう? ――前世だよ(暗黒微笑)」

 口癖は『働かざる者кто не работает,食うべからずтот не ест』。



・相棒(男)キャラ:日野ひの寅男とらお

 世紀の大量殺戮独裁者にして悪のカリスマ、アドルフ・ヒトラーの生まれ変わり。高校2年生。

 クセ毛の茶髪、遊び慣れていそうな容姿。背が高くて細マッチョ。

 某大手自動車販社の御曹司ボンボン。生来の演説の上手さもあるが、それ以上にカネ・コネによる人心掌握術で、凛子りんこが一年数ヵ月をかけて作り上げた『楽園』をすっかり破壊し尽くした。

 凛子に弱みを握られ、凛子の仮面カレシになる。

 車の運転(無免許。自宅の敷地内でだけ)が異常に上手い。前世ではフォルクスワーゲンと高速道路の生みの親だった。



・敵キャラ(黒幕):登呂とろ月子つきこ

 ほし凛子りんこ日野ひの寅男とらおのクラス担任教師。

 だがその正体は、トロツキー(レーニン、スターリンとともに十月革命を主導したソ連の立役者でありながら、革命後の権力闘争でスターリンに敗れ、国を追われた人物)の生まれ変わり。

 テロ組織『世界社会主義トロツキスト』の首領。

 ほし凛子りんこの言動から彼女の正体に気付いており、ほし凛子りんこに復讐しようと画策している。




◯物語構成


3幕構成。

 ※Save the Cat。

  - OP

  - 第1幕(1章)……バディが出会い、反目しつつも最終的には手を取り合う。

  - 第2幕・前(2章)……急接近していくバディだが、不穏な影が迫ってくる。

      - ミッドポイント……急展開する物語。

  - 第2幕・後(3章)……正体を現した敵に追われ、追い詰められるバディ。

  - 第3幕(4章)……反撃の一手を手にし、怒濤の逆転劇を演じるバディ。

  - ED





- OP


「いっけな~い、遅刻ちこくぅ~ッ!!」

 私、星凛子17歳。ちょっと貧乏なのが玉にキズな、どこにでもいる普通の女子高生。

 強いて人と違うところを挙げるとすれば、ソ連の最高指導者ヨシフ・スターリンの生まれ変わりってところかな?


「いっけね、遅刻ちこくッ!!」

 俺、日野ひの寅男とらお17歳。人よりちっとばかり金持ちな家に生まれた、どこにでもいる普通の高校生。

 強いて人と違うところを挙げるとすれば、あのナチス・ドイツの総統アドルフ・ヒトラーの生まれ変わりってところかな?

「転校初日から遅刻なんて――うわっ!?」


「きゃあっ!!」

 四つ角を曲がった瞬間、見知らぬ男の子が飛び出してきた。

 ごっち~ん⭐


 出会ってはならない二人が出会い、

 地獄のドタバタコメディが今、幕を開ける――――……





- 第1幕(1章)……バディが出会い、反目しつつも最終的には手を取り合う。


(以下、凛子りんこ視点)

 現代日本人として生を受けたスターリンことほし凛子りんこは、女手一つで自分たちを育て、自分を高校に行かせてくれた母に感謝しつつ、今日もバイトに明け暮れる。


 徒歩通学可能という理由で選んだ高校はクラス崩壊気味だったが、恐怖政治と大粛清あのてこのてでソ連を牛耳ってきた悪のカリスマ・スターリンにとっては、高校生男女や教師陣を手玉に取るなど児戯にも等しい。

 2年生に上がるころには、一から十まで凛子の意のままに動く『楽園』が出来上がっていた。


 そんなある日、通学中の凛子は転校生・日野ひの寅男とらおとぶつかってしまう。

 手と手が触れあった瞬間、寅男の前世の記憶(ベルリンでソ連軍に包囲され、暗くじめついた地下室で妻とともに拳銃自殺したときの記憶)が流れ込んできた。

 なんと、寅男はヒトラーの生まれ変わりだったのだ!

 そして寅男もまた、凛子の過去の記憶を読み取ったらしい。

 自分を殺されたことを恨んでいる寅男に絞め殺されそうになる凛子だが、ちょうどそこにクラス担任の月子が現れ、慌てて寅男が手を放した(角度的に月子には首絞めが見えなかった)。


 その日から、凛子の苦難の毎日が始まった。

 某社の御曹司でもある寅男が、前世譲りの演説力と、現世のカネ・コネの暴力を発揮して、凛子に心酔していたはずの少年少女たちを自陣に引き込んでしまったからだ。

『楽園』は今や崩れ去り、誰もが寅男を『寅男様バンザイ』と崇めている。

 寅男はあの手この手で凛子をいたぶり、凛子を絶望の底へと叩き落す。

 凛子はできるだけ寅男から距離を取ろうとするが、日直、修学旅行委員などで度々寅男とタッグを組まされ、右往左往する羽目になる。


 今や凛子に付き従ってくれるのは、女子生徒1名だけである。


 そんなある日の放課後、お迎えの自動車が故障した寅男が、凛子の自転車に乗せろと迫ってきた。

 目の前でちらつかされる1万円札に負け、寅男を愛車に乗せてやる凛子。

 途中、ゲリラ豪雨に見舞われ、凛子は葛藤の末、寅男を自宅に招いて風呂に入れてやることにした。


(以下、寅男視点)

 雨漏りし放題な凛子のボロ屋と、四人のやんちゃな弟たちに瞠目する寅男。

 風呂から上がった寅男は足をもつらせ、入れ替わりに風呂に入ろうとした全裸の凛子を押し倒してしまう。

 ちょうどそこに、凛子の母が帰ってきた。なぜか寅男の父も一緒にいる。

「ちょうどいいわ。あなたたち、結婚しなさい」と凛子の母が言う。「私たちも結婚するから」

凛子・寅男「「えぇ~~~~ッ!?」」


(以下、凛子視点)

 寅男の父はキャバ嬢である凛子の母の常連だった。

 同族企業の社長でもある寅男の父は『イケメンこそカリスマの源泉』という信念を持っており、美魔女な凛子の母の娘――凛子を寅男の嫁にしたいと思っている。

 貧乏な凛子の母にとっては渡りに船な話だった。

 母には頭が上がらない凛子は寅男を説き伏せ、とりあえず仮面カレシカノジョになることにする。

 当然、猛反発した寅男だったが、町中の野良監視カメラとその持ち主を掌握している凛子が首絞め画像を提示してきたため、やむなく話を受け入れた。





- 第2幕・前(2章)……急接近していくバディだが、不穏な影が迫ってくる。


 芝居のために寅男とのデートを繰り返す凛子。

 清貧を美とする凛子だったが、金を湯水のごとく使う寅男の拝金主義的デートの心地よさに篭絡されそうになる。

 また、凛子は寅男が自宅敷地内(都内に巨大な庭)で見せた車の超絶運転技術に驚く。

凛子「あんた、そんな技術どこで覚えたの!?」

寅男「決まってるだろ? 前世だよ」


 また別の日には、寅男にサバゲーに誘われ、筋肉ムキムキなサバゲーマーたちをドン引きさせるほどの超絶射撃スキルを披露する凛子。

寅男「お前、そんなスキルどこで身につけたんだ!?」

凛子「決まってるでしょ? 前世よ。自分の頭部も満足に撃ち抜けないようなあの子とは違うのよ」


 あの子――前世で自分が厳しく接したために、拳銃自殺しようするも失敗した息子のことを思い出す凛子。

 のうのうと今を生きている自分と、大量虐殺を行ってきた過去の自分の対比に悩む。


 自身と弟たちの進学、そして温かいご飯のためにも、寅男との仮面カレカノ関係を続けなければならない凛子。

 デートを重ねるごとに、何やら自分が言動だけでなく思考まで女性化しつつあることに気付き、戸惑う。

 ある日、ナンパされ、凛子が弱り果てていると、寅男が颯爽と現れて凛子を奪い返してくれた。

 ……トゥンク。

 自身の胸の高鳴りに気付き、白目を剥きそうになる凛子。


(以下、寅男視点)

 他方、寅男の方もまた凛子のことをすっかり意識してしまっていて、どうしたものかと思い悩んでいる。


 デート中、街頭で流れるニュースでは、相変わらずテロ組織『世界社会主義トロツキスト』による悲惨な事件が報じられている。


 仮面の関係を始めてから早1ヵ月。

 寅男と凛子が修学旅行委員として骨を折ってきた仕事の最終日、修学旅行当日が訪れた。

 行先はなんと、

寅男「お前の故郷――ロシアだな。って、その大荷物は何だ⁉」

 塹壕トレンチコートを着た凛子が、戦場にでも行くかのような巨大な背嚢を背負っている。

凛子「べ、べべべ別に大したものは入ってないわよ⁉ 酔い止めとかエチケット袋とかパラシュートとか――」

 スターリンは大の飛行機ギライであった。





- ミッドポイント……急展開する物語。


「皆さ~ん」飛行機がモスクワに達したとき、担任の月子先生がやけに陽気な声を上げた。「このクラスに、社会主義者の皮を被った全体主義者ファシストがいま~す。だ~れでしょうか?」

 クラスの全員が、星凛スターリンを指差した!





- 第2幕・後(3章)……正体を現した敵に追われ、追い詰められるバディ。


(以下、凛子視点)

 何と、登呂とろ月子つきこはスターリンの宿敵・トロツキーだった!

 月子に洗脳されたクラスメイトたちに取り押さえられる凛子。

 前世があるとは言っても一人の少女に過ぎない凛子が学校や街を楽々と掌握できたのは、影で月子がサポートしていたからだったのだ。

 そうして調子に乗った凛子をまんまとロシアの奥地にまで誘い込んだ月子が、冷たく笑う。

「懐かしき古の革命家オールド・ボリシェヴィキたちが、ロシア――いえ、偉大なるソ連で待ってるわ。アナタに殺された恨みを晴らすために、ね」


 そのとき、凛子は搭乗口の近くに立っている寅男と目が合う。

 寅男がドアを開く。

 凄まじい風の中、クラスメイトたちの手が緩んだ隙に逃げ出す凛子。

 追いすがる月子の手を振り切り、寅男に抱き着く。

 凛子と寅男が、ロシアの空に放り出される。


 パラシュートのお陰で九死に一生を得た凛子と寅男。

 だが、息をつくヒマもなく、古の革命家オールド・ボリシェヴィキたちの追手が迫ってくる。

 凛子が隠し持っていたモデルガンで敵を牽制し、敵の車を奪う。

 寅男が運転スキルを発揮し、二人は逃げる。


(以下、寅男視点)

 モスクワの街中で繰り広げられるカーチェイス。

 敵は実弾を使ってくる。

 寅男、凛子ともども腕や脚に銃による擦過射創を負い、出血が止まらない。

 痛い、痛い、痛い。寅男は濃密な死の気配を感じ、体の中が平和な日本から冷たいベルリンの地下指令室へと作り替えられていくように感じる。

 これは報いなのか。

 巨大な戦争犯罪を積み上げてきた、過去の自分に対する――。


 寅男は必死に運転しながら、何やら目的地があるらしい凛子の誘導に従う。

 だが、ついにはタイヤというタイヤすべてをパンクさせられてしまい、とある古びたビルに激突する。

 敵によって車から引きずり出される二人。

 ついに自分も魚のエサか。死ぬ前に若い体でキスとかその先もしてみたかった――と絶望しながら凛子の顔を見る寅男だったが、凛子は諦めていなかった。

 敵の虚を突き、射撃スキルで敵を怯ませ、自身と寅男の拘束を解く凛子。


「ここだ。でかしたぞ、ヒトラー」何やら口調が変わった凛子が、車が衝突したビル――地下鉄メトロ入口そばにある公衆電話に飛びつく。

 凛子が何やら入力すると、隠し通路が現れる。

寅男「まさか、スターリンが作らせたという伝説の核シェルター『第二のメトロ地下鉄・ツー』⁉」

「私を誰だと思っている?」冷たく微笑む凛子が地下に入っていく。地下は巨大な武器庫になっていた。「偉大なるソ連の最高指導者スターリンだぞ」


 ほどなくして、武装した追手が地下室に飛び込んできた。

 あわや銃殺されそうになる寅男だが、

 ――パラララッ‼

 と、腹に響く乾いた音。

 追手たちが血を吹き出して倒れ伏す。

 むせ返るような、硝煙と血の臭い。

 寅男が恐る恐る振り返ると、そこにはカラシニコフ自動小銃AK-74を構えた凛子が立っていた。

寅男「実銃……お前、その射撃術、どこで覚えた?」

凛子「決まっているだろう? ――前世だよ」

 二人の反撃が始まる。





- 第3幕(4章)……反撃の一手を手にし、怒濤の逆転劇を演じるバディ。


 自動小銃、拳銃、ナイフ、手榴弾、防弾チョッキ、ヘルメット。武装を済ませた寅男と凛子。

 殺しても殺しても無尽蔵にやってくる『世界社会主義トロツキスト』を相手に、地獄の白兵戦が始まる。


 生活基盤の整った『第二のメトロ地下鉄・ツー』で、数日に渡って籠城戦が繰り広げられる。

 凛子は広大な『第二のメトロ地下鉄・ツー』を縦横無尽に動き回り、次々と敵を葬り去る。

 家庭内暴力、流刑、銀行強盗、暴動、虐殺、革命――常に暴力の中に身を置いてきたスターリンにとって、殺人は朝飯前である。


 驚異的な射撃能力、卓越した嗅覚、抜群の運動神経、そして何より、恐怖や怒りに左右されず冷静に冷徹に敵を殺す精神力。

 寅男は閉鎖空間の中で凛子に何度も命を救われながら、いよいよ凛子に惚れ込んでいく。

 強者であろうとすることこそナチズムの本懐。

 この地獄の戦場において、凛子は間違いなく強者だった。


 他方、伝令兵としての経験はあっても実戦経験の少ないヒトラーは、満足に銃も撃てない。

 いつまで経っても足手まといな寅男を見かねた凛子が、瀕死にさせた敵を寅男の前に引きずり出し、寅男に銃を持たせて言う。

「撃て! 殺せ!」

 だが、寅男は撃てなかった。

 そんな寅男を殴り飛ばし、冷笑しながら敵を射殺する凛子に、寅男は恐怖する。

 二人の間で、決定的なすれ違いが起き始める。


 さらに数日が経ち、心身ともに疲弊の極致に達した寅男は、登呂とろ月子つきこの甘言に乗って凛子を裏切ってしまう。


(以下、凛子視点)

 寅男にハメられ、ついに月子の前に引きずり出されてしまった凛子。

 両手両脚を撃ち抜かれ、もはやあらゆる抵抗手段を奪われた。


 凛子は暗い絶望の淵に沈んでいく。

 前世から、妻も子供も部下も国民も誰一人として信用できなかった自分。

 無垢な無数の命を殺してきた自分は、やはり死ぬべきだったのだ。

凛子「すまなかった、ヤーコフ」

 最後の贖罪として、スターリンが厳しく接したがために拳銃自殺を試み、失敗した息子の名を呼んだ。


 次の瞬間、月子の背後に控えていたクラスメイトの一人――クラスメイトたちが次々と寅男に鞍替えしていく中で、最後の最後まで付き従ってくれた女子生徒が、月子の頭を撃ち抜いた。


(以下、寅男視点)

 絶命し、倒れる月子。

 指導者・指針を失い混乱する『世界社会主義トロツキスト』たち。

 寅男は無限の勇気を振り絞り、銃を手に取った。

 指揮官を失った『世界社会主義トロツキスト』は驚くほど脆く、寅男と女子生徒と、洗脳が解けた他の生徒たちだけで殲滅できてしまった。


(以下、凛子視点)

「お父さん!」月子を射殺した女子生徒が凛子にすがりついてきた。

凛子「お前、まさかヤーコフか……?」

女子生徒「あぁ、あぁ、お父さん……」





- ED


 数日後、全身包帯まみれで車イス生活な凛子が成田空港に降り立つ。

寅男「その……悪かったよ、裏切っちまって」

凛子「構わんさ。その代わり、後遺症でも残っていたら、死ぬまで私の手足として働いてもらうからな?」

 空港を出た瞬間、二人は何十台ものパトカーに取り囲まれた。

拡声器「星凛子! お前をテロ容疑で逮捕する‼」

凛子・寅男「「えぇ~~~~~~~~ッ⁉」」





 第1巻、完!

 第2巻『脱獄編』スタート!

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