第13話 はじめの第一歩

 これだけ小説があふれてる中で、誰かに読んでもらうのって難しいよね。こんなエッセイなんかだと気軽に読んでもらえるみたいだけど、小説だとそうはいかないだろうし。

 読む以前に、とにもかくにも足を止めてもらわなきゃいけないわけで、そのとき材料になるのは自動的に「タイトル、キャッチコピー、あらすじ」って事になるね。いかに目立たせるか、気を引くか、ムムッて思わせるか。

 そうなると、どれくらいの歴史があるのか知らないけど、ふざけてるのかって思うぐらいの長文タイトルの賞味期限も終わっていくのかな。だって皆がそれをしてりゃ、目立たないもんね。流行り始めの時はさぞ目立っただろうから、いい戦略だったかもしれないけど。

 作品全体の雰囲気をにじませたタイトルとキャッチコピー、そして読んでみたいと思わせるあらすじ、これをいかにうまくやるか。どれだけ良い作品でも、まずは目に止めてもらう事が大事ってのは、リアルの本屋でもWEBでも変わんないってのは面白いね。

 

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